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【スプラトゥーン3】メモリープレイヤーの禁止行為

 はじめまして。ハイドラ使ってる人です。

 

 スプラトゥーン3から追加された便利な要素に「メモリープレイヤー」というものがあります。

 自分自身の動きを復習できたり、他の人の上手いプレイを見て勉強できたり。友達にコードを送って共有できたり。使い方は様々で人によっては待ち望んでいた機能だと思います。

 

 しかし使い方を間違えると他人を傷つけることにもなり、最悪の場合犯罪となってしまいますので、メモリープレイヤーの禁止行為を確認しておきましょう。

 

 このページでは、モリープレイヤーの基本的な使い方を理解している前提でお話させていただきます。

 

 

1.著作権侵害の観点

 まず、そもそもの前提としてゲームの内容を含む動画(ゲーム映像やイラスト等を使用した紹介動画・実況動画等)は著作権侵害に当たります。そのためガイドラインや許可がされていないゲーム作品の実況動画は著作者(作者や発売元)により削除されることが多々あります。

 しかし、事実として実況動画始めゲーム動画は人気ジャンルであり星の数ほど多数の動画が作られています。それら一つ一つに著作権の申し立てを行うのは著作者にとっても負担です。

 さらには紹介動画や実況動画は認知の観点から、ゲームの売り上げを伸ばす理由になっていることは確かで、これを禁止することは著作者にとってデメリットになることもあります。

 そこでガイドラインや許可を出すことで活性化を行っています。

 

2.任天堂ガイドライン

 任天堂は動画配信サイトへの投稿による収益化など、著作物に関するガイドラインを制作しました。以下がその内容です。

 任天堂公式HP

 

 今回はメモリープレイヤーに関して解説していこうと思いますので、そこに繋がる内容をざっとまとめると、

  •  Q&A-4 より 投稿の収益化を行うことのできるサービスは一部に限定(詳しくは該当部分を参照)
  •  Q&A-5 より ゲーム内容を使用した動画等の販売禁止
  •  Q&A-9 より 法人(一部除く)にはガイドラインは適用されない( = 禁止)
  •  公序良俗に反する投稿の禁止

 となっています。

 

 今回はこのガイドラインをはじめ、マナー上禁止されている事項など、メモリープレイヤーに関する禁止事項をまとめていきたいと思います。

 

3.禁止行為

①:他プレイヤーの晒し

 メモリープレイヤーで他人のプレイを録画し、Twitter等のSNSに上げる行為は行ってはいけません。これはマナーです。

 ニンテンドースイッチにはキャプチャーボタンを長押しすることでその前30秒を録画できる機能があります。これを利用すれば誰でも録画・公開ができる便利機能なのですが、その反面、不特定多数の面前に、他プレイヤーのプレイを貶し公開する行為(いわゆる晒し)も簡単に行えてしまいます。

 

 初心者であったり、慣れないブキであったり。様々な要因で足を引っ張ってしまうプレイヤーはいることでしょう。しかしながら、それを晒す行為は他人を傷つける行為に他なりません。

 チートを使っている、グリッジやバグを利用している、試合に参加しない等プレイヤー自身が問題であった場合は、世間的に許されるかもしれませんが、それを見た人が「晒してもいいんだ」と勘違いを起こす可能性があります

 問題行為を見かけても晒すことはせず、ゲーム内の通報機能を用いて任天堂に報告しましょう。

 

②:モリープレイヤーの売買

 ニンテンドースイッチでは動画の撮影機能が直前30秒に制限され、さらにはスプラトゥーンのような色の移り変わりが激しいゲームの場合、画質が著しく落ちてしまいます。

 知り合いにLineで送ったりTwitterに投稿する程度であれば困らないかと思いますが、以下の事由に関しては問題になるかと思います。

 ・きれいな画質で保存したい

 ・YouTubeでフルのプレイ映像を動画にしたい

 ・スマホやPCでいつでも見れるようにしたい

 ・アプデごとに消えるのが嫌

 ・スプラ3を持ってない人に見せたい

 

 しかし、先の通りスイッチ本体で撮れる映像には制限があるため、この映像の保存には特殊な装置(キャプチャーボード)が必要になります。

 Amazonなんかで調べてもらうと分かると思うのですが、安くても1万円はする上、基本的にはPCも必要(それなりのスペック)となるため、そう気軽に導入できるものではありません

 こうなってしまっては、環境を用意している人が売買を始めるのも仕方ありません。

 

 しかしながら、この売買行為は著作権違反になります。任天堂によるガイドライン(Q&A-5 )には、「ゲーム内容を使用した動画等の販売禁止」の旨が記載されています。動画による収益は例えばYouTubeの広告料など一部に定められているため、メモリープレイヤーを代わりに録画してその手数料を取る、といった販売方法は禁止です。

 見つかった場合には直ちに取引中止が命じられる他、メモリープレイヤーには透かしでプレイヤー名(識別番号含む)が入れられているため、そこから判断されプレイヤーがBANされる可能性もあります。

プレイヤー名透かしの位置(一部を除いて隠させていただいてます)

 売買を行わない、また売買が行われているサイト等を見かけた場合には任天堂に報告しましょう。以下にそのフォームを貼っておきます。

contact-form.nintendo.co.jp

 

③:公序良俗に違反・他人への攻撃の意図が読み取れる動画の公開

 早い話がAVスプラの禁止です。あれの場合は配信中に敵のインク色を抽出し、ハメコミでAVを流し(要はグリーンバックに背景を入れるのと同じ)、BANされたら負けというものでした。

 同じ様に、スプラトゥーンの動画を用いて公序良俗に反する動画を公開することは、例えYouTubeの様な任天堂の許可した投稿サイトであったり、収益化の意図がなかったとしても禁止の行為です。

 

 また例えば企業名を出し、それを塗ることで「この企業は○○だ!」といった動画、これは企業に限らず個人へ向けたものであっても同様ですが、精神攻撃に繋がる動画の公開はマナーの観点から好ましくありません。スプラトゥーンに限らず精神攻撃を行う動画は公開しないようにしましょう。

 

4. 使い方を間違えてはいけない

 偶然だったとしてもうまく行ったプレイというものは何度でも見返したくなるものです。たくさん塗った、いっぱいキルを取った、100倍マッチに勝利した 等々…。

 始めて間もないライトプレイヤーからXマッチのヘビープレイヤーまで、多くの人が待ち望む機能でもあったメモリープレイヤーは確かにとても便利な代物です。

 

 しかしその反面簡単に晒し行為が行えてしまう事情などを考慮すべきでもあります。

 味方が足を引っ張ったことが明確だからといって、それを録画し晒すことは決して許されません。その人にとってはそれが精一杯だったかもしれません。

 ただ抑止力になっていることは確かです。

 筆者自身は晒しを推奨をしませんが、現実、煽りやチート行為は晒されることが多いです。晒されてしまったが最後特定や攻撃が行われ、晒しよりもさらに酷い扱いとなることは多々あります。

 これが抑止力となってスプラトゥーン3ではあまりグリッチやチート行為が盛んになっていないのでは、と考えたりもしています。

 やっている事自体は褒められるものではないため、なかなか難しい問題ではあります。

 しかし悩むくらいであれば、やらないことを命じておきましょう。

 

 便利なものは、必ずどこかで悪用されるもの。

 使い方を間違えてはいけません。