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【スプラトゥーン3】ギアごとのブキの振り分けについて

 はじめまして。ハイドラ使ってる人です。

 

 今回はギアパワーごとにブキを振り分けた際の分類数について話していきます。

 自身でもギアパワーのデータベースを作成してみたい、という方向けの情報でしかないため、興味がないという方はブラウザバック推奨です。

 

 

1. ブキごとに差異が発生するギアパワーについて

 現在、スプラトゥーン3には26種類(追加ギアパワー倍化含む)のギアパワーが存在します。初代から続くインク増加量アップといったギアパワーのほか、アクション強化など今作から追加されたものもあります。

 それらのギアパワーには、大きく分けて2種類が存在し、

① ブキに左右されないもの

② ブキによって効果の上がり方が変わるもの

に分類されます。

 今回はこのに注目して解説をしていきます。

 

2. ブキによって効果の上がり方が変わるギアパワー

 スプラ3においてギアパワーは、基本的には同じものを積めば積むほどその効果が上がっていきます。(例:イカダッシュ速度アップのギアパワーをつけるほど、イカ移動時の速度が上がる。)

 その効果の上がり方はギアパワーによって異なりますが、一部ギアパワーは使用するブキに応じて上がり方が変化します。

 ただし、効果自体は変化しません。あくまで積んだ際の効果の出方(数値)が変わるだけです。

 

 現在、ブキに応じて変化するギアパワーは以下のとおりです。

・アクション強化

・インク効率アップ(メイン)

・インク効率アップ(サブ)

・ヒト移動速度アップ

イカダッシュ速度アップ

スペシャル増加量アップ

スペシャル性能アップ

・サブ性能アップ

 

 そのほか、発動時イカダッシュ速度アップなどの効果が発生するため、事実上ブキにより変化するギアパワーは以下のとおり。

・スタートダッシュ

・ラストスパート

・カムバック

 

3.各種ギアパワーによる変化

 ここからは、各種ギアパワーがどの分類により変化するか見ていきます。

 

・アクション強化 2種

 アクション強化はイカロールやイカノボリといった各種アクションの強化のほか、ジャンプ時のメインウェポンの弾ブレを軽減する効果も持ち合わせています。

 その効果の上がり方ははブラスターであるか否かによって変化し、2分類になります。

 

・インク効率アップ(メイン) 2種

 メインウェポンのインク効率を上げるギアパワーで、このギアパワーは基本的に最大(GP57/3.9)まで積んでも40%までの軽減率になります。ただし、一部ブキ(下記参照)は最大軽減率が50%まで上がり、それに応じて少量積みの場合の軽減率が高くなります。恩恵が大きくなる形です。2分類になります。

 対象ブキは以下(派生ブキは派生元に準ずる)。

プライムシューター、ノヴァブラスター、H3リールガン、リッター4K、4Kスコープ、ダイナモローラー、キャンピングシェルター、ハイドラント

 

・インク効率アップ(サブ) 14種

 サブウェポンのインク効率を上げるギアパワーです。

 もちろんサブウェポンによって効果は左右されるため、全14種のサブから、14分類となります。

 

・ヒト移動速度アップ 3種 & 6種(5種)

 ヒト状態での移動速度を上げるギアパワーです。

 非射撃時射撃時でそれぞれブキごとに変化します。

 非射撃時は、ブキごとに3種類分類される重量区分によって変化します。ブキは最軽量・軽量・中量・重量 の4種類がそれぞれのブキにデータとして与えられています。この中で最軽量級(現在はボールドマーカーのみ)はイカダッシュの加速度が軽量級より高いことのみ異なるため、イカダッシュ最高速度及びヒト移動速度に軽量級と差異がないことから、ギアパワーにおける重量区分は3分類となっています。

 厄介なのは射撃時の移動速度で、ほぼ全てのブキごとに基本移動速度(ギアパワー無しの状態時)が異なっています。そのためギアパワー発動時の最終的な速度はブキごとに完全に異なるようになっています。

 しかしながら、ギアパワーの量に対する上がり方は6種で、例えば.52ガロンとわかばシューターでは、射撃中の基本の移動速度は異なりますが、メイン1個積んだ状態で0.076、メイン2つ積んだ状態で0.138という上がり方は同じです。

 その分類は、スピナー種・ワイパー種を除いた全て、クーゲルシュライバー、ノーチラス47、バレルスピナー&ハイドラント、スプラスピナー、ワイパー種 (派生ブキは派生元に準ずる)。

 なお、ワイパー種は射撃時の移動速度がすでに頭打ちなので、どれだけ積んでも射撃時に限って言えば移動速度が上がらず、恩恵は少ないです。

 また、クーゲルシュライバーは分かりやすいように分けていますが、スピナー種で唯一射撃時の上がり方はシューター種と同様なため、クーゲルシュライバーをそこに含める場合は、5分類と言えるでしょう。今回は分かりやすくするために6分類で説明していきます。

 

イカダッシュ速度アップ 3種

 先のヒト移動速度アップと同様、重量区分による分類なため、3分類です。

 

スペシャル増加量アップ 5種

 スペシャルを撃つまでに必要な塗りポイントを減少させ、切り札ともなるスペシャルウェポンを効率的に打つことができるようになるギアパワーです。

 ギアパワー無しの必要ポイントによって変化率が変わります。

 年明け後、第三回フェスあたりまでは4分類でしたが、Ver.2.1.0のアップデートで、スクリュースロッシャーのスペシャル必要ポイントが220ptとなったため、新たに5個目の分類ができました。

 180、190、200、210、220pt の5分類です。

 

スペシャル性能アップ 15種

 スペシャルの性能とはいっても、その多くは発動時間を延ばすものが多く、初代に存在したスペシャル時間延長ギア+α 程度を考えたほうがいいと思います。

 スペシャルごとに効果が変わるため、全15種類のスペシャルごとに分ける必要があります。

 

・サブ性能アップ 9種

 サブウェポンの性能を上げるものです。とはいえ、初代のボム飛距離アップのように投擲距離が長くなるといった効果で完結するものも存在し、どのサブウェポンでも一般的に性能と聞いて想像される攻撃力は上がらないことに注意する必要があります。

 カーリングボム、トラップ、ポイントセンサー、スプラッシュシールド、スプリンクラー、ジャンプビーコン、ラインマーカー はそれぞれに効果があり、その他の投擲物系は初速と投擲距離の違いから[スプラッシュボム、キューバンボム、クイックボム、ロボットボム、ポイズンミスト]グループ、[タンサンボム、トーピード]グループの2種に分類される。合計9分類となります。

 

 

4.これらの分類から、分類数を割り出す

 自動化ツールなどを作成する際に必要な分類作業ですが、先の内容からブキを分類していきます。

 アクション強化のジャンプブレ × メインインク効率のグループ × サブウェポン数 × ヒト速グループ × 重量区分 × スペシャル必要ポイントグループ × スペシャルウェポン数 × サブ性能グループ

2 × 2 × 14 × 6 × 3 × 5 × 15 × 9

680,400 分類

 

 これら1分類ごとにデータベースを作成することで、アップデートが来て新しいブキが追加されても問題なく適用することができます。

 

5.データベース作成の上で何を優先するか

 しかし、現実そんなことやるのも大変なので、例えばサブ性能やサブ効率などサブウェポンのデータを参照しないようにし、またスペシャル性能を気にしないことで全15種のスペシャルを抜けば、360分類になるため扱いやすくなります。

 無理に大量のデータを扱わず、必要のない部分を抜くことは重要なことです。

 または、追加ブキのある度データの追加は必要になりますが、用意したデータベースにブキを当てはめるのではなく、ブキにギアパワーの効果を当てはめるように、ブキベースのデータ作成にすることでも楽に進むと思います。

 現在スプラ3にはブキがまだ68種類しかないので、むしろそっちのほうがいいかもしれません。

 

 先にベースを用意すれば、追加や変更にも楽に対応でき、時間もかからずに済みますが、反面最初の用意が大変です。

 もし、今後スプラに限らずデータベースの作成のときに、何を優先すべきか、考えてみるといいかもしれませんね。